私達のふるさと 長野県伊那市のまちに親しまれている郷土料理のひとつです。まちのどこに行っても食べることができる、とても手軽で、身近な食べものです。
お昼の時も、夜 お酒を飲んでいる時も、大人も、子どもも、女の人も、男の人も、この地域では誰もが親しんで食べています。
蒸した麺に、マトンやキャベツ、ニンニクを入れて炒めた、独特の風味を持った食べものです。
ローメンとは
ローメンはこうして生まれた!
昭和30年頃、麺にマトンとキャベツ、ニンニクを入れたローメンが誕生しました。
「麺を焼きそば風にしたらうまそうだ」 とか 「焼きそばにお湯を入れてくれ」 と言ったお客様がいたとか…、いずれにしても、地域のみなさんの声から生まれた料理。これがローメンのルーツと言われています。
麺の蒸した香り・ニンニクの香り・マトンの香り… と1品だけでは嫌われる(かもしれない)クセのある匂いに、さらにキャベツなどの香りが加わって、独特の風味を作り出し多くのファンから支持されています。
炒めた麺[チャーメン] に、肉[ロー]が加わり、最初は「チャ―ローメン」と呼ばれていましたが、やがて訪れた“ラーメンブーム”に乗り、語呂も良いということで「チャー」が外れて「ローメン」と呼ばれるようになりました。